化学メーカーの国内論文数から、各社の「技術発信力」をランキング化しました。
どの企業が積極的に技術を公開しているのか?
研究の活発さにどのような差があるのか?
データから見えてきた実態を解説します。
まずはランキングをご覧ください。
※本ランキングは2026年および2025年の国内論文数の合計をもとに作成しています。
論文数は企業の「技術発信力」や「研究活動の活発さ」を示す指標として活用しています。
第1位 富士フイルム:92件
第2位 ENEOS:53件
第3位 花王:41件
第4位 三菱ケミカル:37件
第5位 レゾナック:36件
第6位 資生堂:30件
第7位 味の素:24件
第8位 ユニ・チャーム:22件
第9位 東ソー:21件
第10位 デンカ:20件
第11位 出光興産:20件
第12位 東レ:19件
第13位 京セラ:19件
第14位 ライオン:18件
第15位 住友化学:14件
第16位 日本曹達:14件
第17位 トクヤマ:14件
第18位 エア・ウォーター:14件
第19位 コーセー:12件
第20位 AGC:12件
第21位 三井化学:10件
第22位 旭化成:10件
第23位 日本ペイント:8件
第24位 日産化学:7件
第25位 クラレ:7件
第26位 カネカ:7件
第27位 アイカ工業:6件
第28位 東洋紡 :5件
第29位 日東電工:5件
第30位 コスモエネルギー:5件
各企業の国内論文数推移グラフ

グラフの見方
・横軸:年度(2017年〜2026年)
・縦軸:各企業の国内論文数
・各グラフ:企業ごとの論文数の推移を示しています
ポイント:
・右肩上がり → 研究活動が活発化
・横ばい → 安定した研究開発体制
・減少 → 研究テーマの転換や外部発信の減少の可能性
※2026年は途中集計のため、前年より少なく見える傾向があります。
論文数の増減(前年同期比)
📈 論文数が増加している企業
- 該当企業はありません
📉 論文数が減少している企業
※前年同期(1月〜本日)で比較しています。
市場構造分析
上位3社の合計は186件で、TOP10全体の49.5%を占めています。
研究分野の特徴(ランキングの背景)
■上位企業の特徴
フィルム などの分野が見られ、特定分野に特徴が見られます。
■中位企業の特徴
界面活性剤, ポリマー などの分野が見られ、材料開発分野の研究が中心です。
■下位企業の特徴
フィルム, ポリマー, 高分子 などの分野が見られ、材料開発分野の研究が中心です。
化学業界の最新国内文献(最新3報)
※直近の論文から最新3件を抽出しています。
- ARIETTA DeepInsight x搭載:AIと多機能で検査者負担の軽減に寄与する超音波技術(2026年)
- 9章 MVFI技術:DFI(2026年)
- 12章 減衰計測:iATT(2026年)
まとめ
本ランキングでは、化学メーカーの国内論文数(直近2年合計)から、各社の研究開発の活発さを比較しました。
・上位企業は安定して高い研究発信力を維持
・一方で前年同期比では減少企業が多く、全体としてはやや停滞傾向
・研究分野は企業ごとに特徴があり、材料系・エネルギー系などに分化
特に富士フイルムは92件でトップとなり、継続的な研究開発力の高さが確認されました。
※なお、2026年は途中集計のため、前年より少なく見える点にご注意ください。