JSRの特許出願動向をFI分類ベースで分析しました。
JSRの特許出願分析とは
本記事では、JSRの特許データをもとに、
技術分野ごとの強みや研究開発の方向性を可視化しています。
この記事で分かること
- JSRの技術分野の強み
- 過去10年の特許出願トレンド
- 研究開発の方向性
JSRの技術分野ヒートマップ(過去10年)
JSRの特許出願分野を時系列で可視化したヒートマップです。
特に「化学増幅機構を有するポジ型レジスト」「その他のもの」といった分野での出願が目立ち、
主要技術領域の変遷が確認できます。
色が濃いほど出願件数が多く、技術的な注力度を示しています。
近年の動向としては、重点分野の継続性や新規分野への展開傾向を読み取ることができます。
特許出願分野ランキング
第1位:化学増幅機構を有するポジ型レジスト(71件)
第2位:その他のもの(63件)
第3位:化学増幅機構を有するネガ型レジスト(58件)
第4位:露光エネルギーに特徴のあるもの(57件)
第5位:イミド化合物(54件)
第6位:ポリイミド;ポリエステル―イミド;ポリアミド―イミド;ポリアミド酸または類似のポリイミド前駆物質(33件)
第7位:粒子と溶液の混合物,例.スラリー状のもの(28件)
第8位:その他(28件)
第9位:グループH10K50/00に包含される,少なくとも1つの有機発光素子を備える,集積装置または複数の装置の組立体(27件)
第10位:添加剤(26件)
第11位:パッシベーション;容器;封緘(26件)
第12位:吸収フィルター(23件)
第13位:下塗層,接着層(22件)
第14位:非水電解質二次電池用の電極,例.リチウム電池用のもの;その製造方法(21件)
第15位:多層レジスト法(18件)
第16位:特定の基の存在に特徴のあるもの(17件)
第17位:反射フィルター(16件)
第18位:封緘(16件)
第19位:有機化合物からなる配向制御膜(14件)
第20位:有機ポリマーまたは有機オリゴマー(13件)
第21位:化学機械研磨(13件)
第22位:カラーストライプフィルター,カラーモザイクフィルター(12件)
第23位:構造的細部(12件)
第24位:露光後の処理(12件)
第25位:パッケージ;フィルタ;チップ;表面層(11件)
第26位:特に写真用として使われるフィルターまたはその他の遮光物(11件)
第27位:有機発光ダイオードまたはポリマー発光ダイオード(10件)
第28位:非感光性平坦化層,非感光性レジスト層(10件)
第29位:研摩剤または粉砕剤を含むもの(10件)
第30位:偏光要素(9件)
JSRの技術分野の特徴・研究開発の方向性
JSRの研究開発は「化学増幅機構を有するポジ型レジスト」を中心に、「その他のもの」「化学増幅機構を有するネガ型レジスト」といった分野での出願が目立ちます。これらの分野が同社の技術的な強みであると考えられます。
上位3分野の比率は25.9%にとどまっており、
特定分野への集中というよりも、複数領域にまたがる出願構造となっています。
幅広い用途・技術領域をカバーする分散型の研究開発が進められている可能性があります。
技術分野の分布
上位3分野の構成比は25.9%にとどまっており、
特定分野への集中ではなく、複数領域に分散した出願構造となっています。
出典:J-PlatPat
