コスモエネルギホールディングス(以下、コスモ社)にどういったイメージがあるでしょうか?身近なところでは、ガソリンスタンドだと思います(全国の販売シェアは10%強あります)。そんなコスモ社に対して、2022~2023年に株式会社シティインデックスイレブンス(以下、シティ社)が大株主(当時)としてコスモ社経営に対して改善提案をしております。シティ社の改善提案は、大株主として利益を得ることを目的としており、就職/転職に向けた直接的な情報ではありませんが、コスモ社とシティ社のやり取りから、コスモ社で働くことに関する情報を抽出しながら考えていきたいと思います。
まずは、コスモ社に就職/転職する際の将来性に関してです。コスモ社は、安定稼働により販売数量を伸ばしている結果、経常利益を2020~2022年で400~900億円を得ているため、10年間は製油所統廃合は必要なく、現状維持で問題ないと考えております[1,2]。“逆に言うと”、10年以降はどうなるか分からないと言っているようなもので(実際に、国内販売数量合計は年間2.4%で縮小[3])、10年の間に次の収益の柱で出てこないと、コスモ社の収益は不安定となり、コスモ社に転職や就職を考えている働く人から見たら困ってしまいます。また、10年というのが絶妙な期間であり、10年経つとおそらく社長は交代になるため、社長自身がコスモ社の未来に関して本気で考えていない可能性があります。10年後はさておき、とりあえず今は製油所で儲けているから、、、という社長の声が聞こえてきますね (シティ社も指摘しております[4])。現状の半分以上の利益は製油所関連の石油事業から得ているにも関わらず、10年以降は安定収益が怪しいという状況は、就職/転職先として、コスモ社はどうしても一番手にはならない気はします(※1)。
10年以降も安定した収益を得ることに向けて、期待の星である再エネ事業の利益はどれほど上がっていくことをコスモ社は想定しているのでしょうか。第7次中期経営計画[5]によると、2022年度から2025年度の3年間で経常利益+50億円(110億円⇒160億円)となる予定です。全体の経常利益1650億円に対して10%程度にしかなりません。比例試算で10年後の経常利益を単純予測しても、全体の20%弱にしかなりません。今後再エネが主となっていくためには、指数関数的に伸びていく必要がありますが、そうは簡単にいかないと思いますので、今後は抜本的な改善などに期待したいところです。
※1 コスモ社への入社を考えている方は、製油所関係以外の部門(再エネ関連など)を選択する方が良いでしょう。
★参考文献★
[1]「大規模買付行為等への対応方針に基づく対抗措置発動に関する当社定時株主総会における株主意思確認の議案上程についてのお知らせ」に関する補足資料(コスモ社⇒シティ社)
[2]コスモVS旧村上ファンド、株主総会前に過激応酬
[3]2023年度 通期決算説明
[4]コスモエネルギーホールディングス株式会社第8回定時株主総会について(シティ社⇒コスモ社)
[5]コスモ社 第7次連結中期経営計画
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