女性で管理職になりたい人や、会社で成長したいという人はPBRが高い企業がおすすめ(PWC調査結果)

 海外企業(279社)において、PWCがPBR(株主が考える企業の成長性の指標: 1株当たり純資産)と、働きやすさに関して調査をしたようです(URL)。人的資本としては、6つ選定し、女性管理職比率、社員1人当たり育成時間、退職率、社員1人当たり育成コスト、欠勤率、社員1人当たりの報酬です。
 PBRとの相関が高い: 女性管理職比率、社員1人当たり育成時間
 PBRとの相関がそこそこ: 退職率、社員1人当たり育成コスト
 PBRとの相関が低い: 欠勤率、社員1人当たりの報酬
 どれほどの相関の高さなのかが明確でないので、怪しい部分もありますが、PBRが高いか低いかで女性管理職比率、社員1人当たり育成時間は予測できるということを意味します。すなわち、女性で管理職になりたい人や、めっちゃ育成して欲しい(成長したい)という人はPBRが高い企業を選べばいいということになります。
 逆に、面白いのは、いくらPBRを見ても、社員1人当たりの報酬は分からないのです。投資家は、報酬をそんな気にしていないんですね。報酬を気にして就職や転職する場合は、PBRなんか見ても意味ないです。
 そもそも、上記の人的資本に関して開示している企業は少ないので、まずは開示している企業の中から就職/転職を考えるという戦略もありかもです。欧州でさえ、開示率は高くても40~60%ぐらいで、日本は10%前後です。

★化学業界の「企業比較」の記事★
jobofferdiary.hatenablog.com

★関連記事★
jobofferdiary.hatenablog.com
jobofferdiary.hatenablog.com