化学業界の企業において、“女性が働きやすい”企業は?~ENEOS、ダイセル、三洋化成~

 化学業界の企業に就職したいと考えている女性の方も多いでしょう。化学業界の企業も、すべての企業が女性にとって働きやすい環境となっているとは言えず、今良くなる方向への移行期です。そんな状況の中で、厚生労働省調査の女性の働きやすさレベルを表す指標(“えるぼし”マーク)がありますので、ご紹介いたします。”えるぼし“にもランクがあり、女性のより働きやすいマークが以下のように”プラチナえるぼし”となります。以下定義です。詳細はHPをご覧ください。今回はざっくり説明します。

●”えるぼし”
・女性の競争倍率(応募者数/採用者数)が男性の0.8以下であること または 女性割合が産業平均値以上であること。
・女性の平均勤続年数が男性対比で0.7以上であること または 新卒女性割合が男性対比で0.8以上
・管理職に占める女性割合が平均値以上 または 課長職への昇進女性割合が男性割合に対して0.8以上
・3年間の間に、以下4つのうち2つを実施。①女性の非正社員から正社員への転換②女性のキャリアアップ③過去在籍女性社員の再雇用④30歳以上の女性正社員の雇用

●”プラチナえるぼし”
“えるぼし”との差がある部分(ランクアップ部分)のみ記載しております。
・女性の平均勤続年数が男性対比で0.8以上であること または 新卒女性割合が男性対比で0.9以上
・管理職に占める女性割合が平均値の1.5倍以上

※1 2023年5月現在

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★女性が働きやすい化学業界の企業★

●女性がめちゃくちゃ働きやすい化学業界の企業(“プラチナえるぼし”にノミネート)
ENEOSHD,ダイセル,三洋化成工業

●女性が働きやすい化学業界の企業(“えるぼし”にノミネート)
三菱ケミカルG,積水化学工業,JSR,東亞合成,日本曹達,東洋紡,帝人

●”えるぼし”にノミネートなし
信越化学工業,富士フイルムHD,ユニ・チャーム,花王,日本ペイントHD,資生堂,旭化成,日東電工,出光興産,日産化学,日本酸素HD,住友化学,コーセー,小林製薬,東ソー,三井化学,関西ペイント,ライオン,日油,三菱瓦斯化学,エア・ウォーター,昭和電工,クラレ,ポーラ・オルビスHD,コスモエネルギーHD,ニフコ,日本ゼオン,デンカ,エフピコ,ADEKA,カネカ,DIC,日本触媒,クレハ,UBE,住友ベークライト,アイカ工業,日本化薬,セントラル硝子,トクヤマ,アース製薬,東洋インキSCHD,サカタインクス,タキロンシーアイ,高砂香料工業,ニチレキ,日本コークス工業,東亜石油,ビーピー・カストロール,富士石油,ユシロ化学工業,MORESCO,日本精蝋,東レ,東京応化工業,AGC

※化学業界売上高ランキング50位まで+石油化学業界+α

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 女性で化学業界の企業への就職を目指している方は、ENEOSHD,ダイセル,三洋化成工業を目指すと良いでしょう。この中でも、三洋化成工業は特におすすめです。三洋化成工業は、子育てがしやすい企業である”プラチナくるみん”にも認定されており、なおかつ残業時間も化学業界の中で最も短いです。
 今回のランキングは、女性の働きやすさの指標でしたが、こちらは従業員のことをどれだけ考えて働きやすい環境を提供しようとしているかの指標と捉えることができます。つまり、女性”も”働きやすい企業ということは、”男性”も働きやすい企業である可能性が高いのです。

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