化学業界の中で、転職出来る力を蓄えることが出来る企業②~DIC~

 転職する際に、ポイントとなるのは、転職しても自分が何をしてきたかきちんと説明できるかどうかです。社内的な仕事は、転職の際には、ふわっとしか説明できず、自分の知識量や優秀さを説明することは難しいです。そんなときに、前職できちんと世間に公表された特許を出しておけば、自分の優秀さを説明しやすいです。
 つまり、特許を取ることの出来る環境かどうかが、転職出来る力を蓄えることが出来るどうかに大きな影響を与えるはずです。そこで、1人あたり特許件数を調べ、以下のようにランクを付けました。DICは特許数がとても多く、4人に1人は特許を書いている計算になります。実績を転職の際にも持ち運ぶことの出来る企業を選ぶことはおすすめです。参考にしてみてください。

★化学業界における特許数/従業員(数/人)★
●ランキングI: 0.1≦特許数/従業員(数/人)
DIC(0.27),積水化学工業(0.23),レゾナック(0.21),住友ベークライト(0.21),小林製薬(0.16),ユニ・チャーム(0.15),信越化学工業(0.12),三洋化成工業(0.12),住友化学(0.11),東レ(0.11),日東電工(0.1),東京応化工業(0.1)
●ランキングII: 0.06≦特許数/従業員(数/人)<0.1
日本ゼオン(0.09),花王(0.09),カネカ(0.09),UBE(0.08),東ソー(0.08),旭化成(0.08),日本触媒(0.07),サカタインクス(0.07),三井化学(0.07),トクヤマ(0.07),コーセー(0.07),帝人(0.06),日油(0.06),東洋紡(0.06)
●ランキングIII: 0<特許数/従業員(数/人)<0.06
ダイセル(0.05),アイカ工業(0.05),日本化薬(0.05),クラレ(0.05),ADEKA(0.04),デンカ(0.04),日産化学(0.04),東亞合成(0.04),アース製薬(0.04),ライオン(0.04),AGC(0.04),三菱瓦斯化学(0.04),ニフコ(0.03),資生堂(0.03),関西ペイント(0.03),JSR(0.03),タキロンシーアイ(0.03),クレハ(0.02),日本曹達(0.02),出光興産(0.02),セントラル硝子(0.02),ユシロ化学工業(0.02),高砂香料工業(0.01),日本コークス工業(0.01),エフピコ(0.01)
●ランキングIV: 特許数/従業員(数/人)=0
東亜石油(0),ビーピー・カストロール(0),富士石油(0),MORESCO(0),日本精蝋(0)
●HDのため従業員数未調査
ニチレキ,富士フイルムHD,日本ペイントHD,ENEOSHD,三菱ケミカルG,日本酸素HD,エア・ウォーター,ポーラ・オルビスHD,コスモエネルギーHD,東洋インキSCHD

※1 化学業界売上高ランキング50位まで+石油化学業界+α
※2 2023年2月時データ
※3 過去記事紹介
仕事の規模(扱える金額)や、若い内から仕事を任される環境を選ぶことも転職出来る力を蓄えるためには重要です。以下の記事参照です。
jobofferdiary.hatenablog.com
※4 特許数が多い弊害もありそう。
特許数が多い会社の中では、特許を出すことが目的になっている会社もあるかもしれません。実は、特許が無駄な仕事になっており、職場環境が悪くなる可能性も示唆されます。就職面接のときには、特許に対する考え方を聞いてみることも手かもしれません。
※5 会社にとっては、特許は多ければいいと言う訳でもない。
特許は、会社にとって自社の優位性を担保出来る一方で、他社に自社の考え方がばれてしまうという問題もあります。なんでもかんでも特許を出せば良い訳ではないです。難しいですね。。。
※6 特許数は2021年公知の値を使用

★その他の「企業比較」の記事はこちら★
jobofferdiary.hatenablog.com

★化学業界の「個別企業研究」の記事★
jobofferdiary.hatenablog.com

★化学業界の「特許」の記事★
jobofferdiary.hatenablog.com
jobofferdiary.hatenablog.com
jobofferdiary.hatenablog.com