化学業界の企業の中で、技術力の高い企業まとめ~信越化学工業~

 どうせ就職するなら、少しでも技術力の高い、長期的に安定が期待の出来る化学業界の企業に入りたい。”技術力”のある企業を選択すべく、定量的ないくつかの指標から総合的に判断していきたいと思います。

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① R2(売上 vs 営業利益)
 技術力の高い企業は、売上が増えれば、その分利益が伸びていく企業のはずです。定量的な指標としては、売上と利益の決定係数(R2)を調査し、企業ごとに比較すれば、安定収益性の定量的な指標となると考えました。ちなみに指数関数的に利益が上がる場合は、業績が伸びているのにも関わらずR2が低く出ますが、そんな企業は化学業界では残念ながら確認できておりません。知っていたら教えてください。。

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ROA(総資産利益率)

 総資産である工場などの設備からどれほど利益が出ているかを示したのが、ROAです。ROAが高ければ、少ない資産からより多くの収益を得ていることを意味します。

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③外部機関による信用格付け
 日本格付研究所やR&Iという会社によって、“企業のお金を貸して返済してくれるか“という視点に立って、格付けランキングを企業ごとに行っております。技術力のある会社は、格付けも高くなっていくと間接的に考えました。

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時価総額
 世界中の投資家がこの会社は儲かるかどうかを考え、その結果決まるのが株価です。株価×株数である時価総額より、将来的な成長も含めて考えられた定量的な比較が可能です。

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⑤特許/従業員数
 企業の技術力の囲い込みとして、特許を発行します。特許を出さないという秘匿戦略で進める会社もありますが、基本的には技術は特許で守っていきます。すなわち、特許数は企業がどれだけの技術を持っているかの1つの指標になるはずです。過去には、単純な特許数で比較しておりましたが、大きな企業ほど特許が多くなるため、規格化するべく、特許を従業員数で割った値を定量的な指標として、今回は活用することにしました。

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⑥営業利益率
 企業は得られた売上から、必要な経費を再分配して、製品に付加価値をつけて、利益を得ます。すなわち、売上から得られた利益が多い場合は、製品のたくさんの付加価値をつけていると言えます。すなわち、営業利益率が高いことは技術力が高いと考えました。

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 前置きが長くなりましたが、各企業のランキングを点数化して算出しました。上記①~⑥を100点満点で換算して、足し合わせて比較しております。基本的にはランキングが5段階あるため、20点刻みです。
 さすが信越化学工業です。技術力に関しては、どの角度から見ても抜かりがなくTOPです。化学業界の企業において、技術力を重視して就職/転職する方は、信越化学工業一択ですね。

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