化学業界の企業への就職/転職に向けた、”良い”会社を見分ける定量的な指標を紹介します

 「魚を取ってあげるのではなく、魚の釣り方を教える」という言葉があるように、今回は、指標のポイント(可能な限り定量的なものに絞る)を紹介していきます。15個あります。

★①格付け★
お金を貸したら返すことが出来るのかに関して考えられたランキング
企業の持続性を表していると考えることが出来ます。
R&I
www.jcr.co.jp
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★②グローバルニッチ企業の選出有無★
経済産業省は市場規模がそこそこだけど、世界市場No1の分野を持つことを重要視しており、グローバルニッチ企業を選出しております。経済産業省お墨付きの企業を調べることができます。
www.meti.go.jp
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★③新入社員の3年後離職率
 新入社員の3年後離職率が、低ければ働きやすい職場と判断できます。新入社員も含めた全員の離職率では、世代の影響を受けるので、新入社員の離職率がおすすめです。就職四季報で確認できます。
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★④OPEN WORK 30歳年収★
 OPEN WORKという転職サイトにおける30歳年収が年収の比較では一番しやすい気がします。30歳を選んだのは30歳のデータが一番多いからです。
ランキング↓
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★⑤有価証券報告書記載の年収★
 各企業のHPに「有価証券報告書」という企業の収益状況などを説明する資料があり、その中の「従業員の状況」の章に平均年収が記載されております。ただし、HD企業は全ての従業員の平均年収ではなく、HDを束ねる本社のお偉いさんだけの年収となっているため、HD関係の会社では、他の企業との比較用値が使えないことに注意が必要です。三菱ケミカル富士フイルムなど有名な人気企業がHDであることも考えると、使いにくい年収値にはなってしまいますが、どの企業も公表しており、取得しやすい値になっております。

例えば花王有価証券報告書のURL↓
www.kao.com
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★⑥就職難易度★
 就職難易度は以下2つのサイトが参考になります。就職四季報にも多少記載がありますが、限られた有名企業しかランキングにノミネートされておりません。

nomad-salaryman.com
jobrankingcommittee.com

★⑦時価総額
時価総額は世界各地の投資家が悩み続けた結果の、会社の市場価値です。将来の成長性なども頭の良い人が考えているため、成長性を定量化する指標です。
どのサイトでも見れますが、バフェットコードというサイトを利用しています。

ランキング↓
記事7「働きやすさと成長性を両立する化学業界の企業~富士フイルム旭化成花王がBEST~」

★⑧海外売上比率★
 日本の人口が減っているため、海外進出は必須です。長期的な成長の指標として、海外売上比率は定量的な指標となります。

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★⑨自己資本比率
 自己資本比率が高い方がいいのか、低い方がいいのか議論が分かれる場合もあります。時価総額No1の信越化学は自己資本比率が高いため、化学業界では自己資本比率が高い方が良さそうです。自己資本比率が高いと、自前のお金をたくさん持っているので、スピーディーに工場を建てることができ、先行者利益を得ることができます。

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★⑩売上と利益の決定係数(R2値)★
 売上に対して、利益がきちんと出すことは重要です。売上が上がっても利益が下がるなど、そういったことがない会社かどうか判断するのが、売上と利益の決定係数(R2値)です。

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★⑪残業時間★
 残業時間が長いと、忙しくなるだけではなく、病気のリスクが上がります。働きやすさの指標の1つでしょう。就職四季報に記載あり。

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★⑪ROA
ROA当期純利益 ÷ 総資産 × 100です。工場などの資産に対して、どれだけ利益を出せているかの指標になります。当ブログでは勝手に技術力と呼んでいます。
どのサイトでも確認できますが、バフェットコードというサイトを利用して値を取得しております。

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★⑫売上高/従業員(円/人)★
 1人当たりの扱えるお金の額が多くなればなるほど、個人の成長に繋がりやすいと考えています。当ブログでは、転職出来る力を蓄えることが出来るかの指標として使用しております。前述の有価証券報告書に記載の売上と従業員数から計算できます。

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★⑬平均年齢★
 企業の平均年齢が低いことで、若い内から仕事を回してもらえる可能性が高いです。大企業だとちゃんとした仕事が出来るようになるまでに、上が詰まっており、時間がかかるので。。。平均年齢が低いことが、自分自身の成長に繋がり、その結果転職出来る力を蓄えることが出来る指標と考えております。前述の有価証券報告書に記載しております。

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★⑭特許数/従業員(数/人)★
 いざ転職しようとしたときに、あなたは前職で何をしていて、どれだけ優秀だったかを説明することはなかなか難しいです。しかし、一般に公表されている、特許を出していれば、きちんと説明することができます。つまり、特許は、あなたが持ち運べる優秀さに他ならないのです。特許を出すことの出来る会社に入った方が、転職しやすいと考えており、従業員当たりの特許数を定量的な指標として、考えております。

特許は以下サイトから調査
www.j-platpat.inpit.go.jp

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★⑭年休取得日★
 年休取得日は働きやすさの指標の1つです。就職四季報に記載。

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★⑮就業人員★
 就業人員が多いと分業が進み、プロジェクトの川上から川下まで製品に携わることは難しくなります。製品のゆりかごから墓場まで携わることで、仕事に対するやりがいを感じやすくなるそうですので、就業人員は仕事に対するやりがいの指標として考えております。
 また、就業人員が少ないと、分業体制が構築できないため、逆に自分の扱える仕事が多くなり、全体感を持って仕事をすることができる確率があがります。自分の頭でYES/NOを判断していく経験を積みやすく、実力が上がりやすくなると考えておりますので、就業人員の少なさは転職出来る力を蓄えることが出来るでしょう。
上述の有価証券報告書に就業人員が記載されております。

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