女性で出世したいと思う人におすすめの化学業界の企業~ユニ・チャーム、日産化学~

 化学業界の企業を目指している、なおかつ、出世したいと思う人におすすめの企業を紹介していきます。出世する = 女性管理職比率が多いと考え、化学業界の企業の中で女性管理職比率が高い企業を探っていきます。一方で全ての企業において、女性管理職比率を公開している訳ではなく、なんとか簡単に比較できないかと考えておりました。
 そんなときに、PWCによるある文献(※1)を見つけました。国内における女性管理職比率は39.7%であり、まだまだ開示率は低いことも記載されております。海外のグローバル企業279社に対して、PBR(1株当たり純資産)と女性の管理職比率の相関を取り、相関性が高いと結論づけております。(相関係数が公表されていないですが。。。泣)
 すなわち、PBRが高い会社は、女性の管理職比率も高く、女性が出世できる機会が高いと言えるでしょう。ただし、国内企業の女性管理職比率の開示率は2021年で39.7%と低く、この相関がどれほど当てはまっているか確認すべもないのですが。。。とはいえ、開示されていないからこそ、上場企業であれば公開されているPBRから女性管理職比率の相対的な大小を比較できるのは素晴らしいと思います。
 もし、化学業界の企業の中で、女性管理職比率がまとまっているサイトなど知っていたら教えてください。。。

※1 「国内外600社の人的資本開示から読み解く
人的資本を通じた企業価値の向上に向けて、国内企業は今何をするべきか」

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★化学業界の企業におけるPBRランキング★
●ランキングI: 2≦PBR
ユニ・チャーム(4.9倍),日産化学(4.5倍),資生堂(3.9倍),小林製薬(3.5倍),コーセー(2.9倍),花王(2.8倍),ビーピー・カストロール(2.5倍),日本ペイントHD(2.2倍),ポーラ・オルビスHD(2.1倍),信越化学工業(2.0倍),JSR(2.0倍),アース製薬(2.0倍)
●ランキングII: 1.2≦PBR<2
日油(1.9倍),エフピコ(1.9倍),ライオン(1.7倍),東京応化工業(1.7倍),日東電工(1.6倍),ニフコ(1.6倍),日本酸素HD(1.5倍),関西ペイント(1.5倍),アイカ工業(1.3倍),富士フイルムHD(1.2倍),積水化学工業(1.2倍)
●ランキングIII:0.9≦PBR<1.2
エア・ウォーター(1.0倍),デンカ(1.0倍),ADEKA(1.0倍),クレハ(1.0倍),セントラル硝子(1.0倍),東亜石油(1.0倍),旭化成(0.9倍),日本ゼオン(0.9倍),ダイセル(0.9倍),住友ベークライト(0.9倍)
●ランキングIV: 0.7≦PBR<0.9
住友ベークライト(0.9倍),東ソー(0.8倍),日本化薬(0.8倍),日本曹達(0.8倍),東レ(0.8倍),三菱ケミカルG(0.7倍),出光興産(0.7倍),住友化学(0.7倍),三井化学(0.7倍),三菱瓦斯化学(0.7倍),レゾナック(0.7倍),コスモエネルギーHD(0.7倍),三洋化成工業(0.7倍),AGC(0.7倍)
●ランキングV:PBR<0.7
ENEOSHD(0.6倍),クラレ(0.6倍),カネカ(0.6倍),DIC(0.6倍),日本触媒(0.6倍),東亞合成(0.6倍),トクヤマ(0.6倍),サカタインクス(0.6倍),タキロンシーアイ(0.6倍),ニチレキ(0.6倍),日本コークス工業(0.6倍),MORESCO(0.6倍),帝人(0.6倍),UBE(0.5倍),東洋インキSCHD(0.5倍),高砂香料工業(0.5倍),東洋紡(0.5倍),富士石油(0.4倍),ユシロ化学工業(0.4倍),日本精蝋(0.4倍)

※1 化学業界売上高ランキング50位まで+石油化学業界+α
※2 2022年8月データ

 上記ランキングより、PBRが高く、女性管理職比率が高いであろう企業は、ユニ・チャーム(4.9倍),日産化学(4.5倍)です。ちなみに、ユニ・チャームの女性管理職比率は、23%であり、女性管理職の全国平均は8.9%であるため、高めであることは間違いなさそうですが、どこまでPBRと女性管理職比率に相関があるのかは、開示率が増えたところで、また調査を進めたいと思います。

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