安定性(企業視点)と働きやすさ(従業員視点)にギャップがある化学業界の企業~三菱ケミカルG、信越化学工業、AGC~

 突然ですが、皆さんはR&Iや日本格付研究所などが、企業の信用格付けを実施しランキング化しているのをご存知でしょうか?信用格付けは5年間での返金確率を調べており、企業の安定性を表しております。
 企業の安定性が高いと、従業員にとってもいい会社だと簡単に考えてしまってはないでしょうか?実はそういう訳でもない企業もあることを定量的な判断により示していきたいと思います。
 従業員にとっていい会社を、すなわち働きやすさとして、新入社員の3年後離職率の低さで定量化します。(単なる離職率だと世代間のバラツキの影響を受けます。
 下図マトリックスより、安定性は高いのに働きにくい会社は、信越化学工業,日東電工,日産化学,積水化学工業,AGC,三菱ケミカルG,日本酸素HD,ニフコです。有名企業多数ですね。企業として安定していても、従業員としては働きにくい可能性のある企業もあるのです。ご注意を。

※1 化学業界売上高ランキング50位まで+石油化学業界+α
※2 働きやすさ:新入社員の 3年後離職率定量化(就職四季報より作成)
I: 3年後離職率 平均<6%、標準偏差<2%(2017~2021年)
II:3年後離職率 平均<6%(2017~2021年)
III:ランクI,II以外
IV:データ無し(データを公開しておらず、怪しい)
※3 持続安定性: R&Iや日本格付研究所による信用格付により定量
I:99.93%~99.94%返金/5年間
II:99.49%~99.63%返金/5年間
III:98.97%返金/5年間
IV:87.62%返金/5年間
V:データ無し

※実は過去記事の逆の視点で本記事を作成しました。こちらも参考にどうぞ。
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